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ひつじの航空コラム

SAFとはいったいなに?ジェット燃料とはなにが違うのか知っておこう

うしちゃん
最近よく聞くジェット燃料のSAFってなんだろかな??

 

うしちゃん
バイオ燃料やバイオエタノール燃料とかと違うのかな

 

SAFは航空産業が排出する二酸化炭素を削減する燃料だよ!
ひつじ

 

 

そもそもSAFとはなんなのか?

 

最近こんなニュースをよくみたりしませんか??

 

なんかとにかく色んな原料から飛行機を飛ばそうとしているなぁというのは伝わりますよね。

うしちゃん
結局なにをしようとしているのかな?

 

SAFはジェット燃料の代替燃料の総称だよ!とにかく排出する二酸化炭素を減らしたいんだね
ひつじ

 

SAFとは「Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)」を意味し、従来のジェット燃料よりも環境に優しい代替燃料のことです。

 

今回は国土交通省のこちらの資料を参考にしていますよ〜航空機運航分野におけるCO2削減に関する検討会

 

SAFはどういったものから造られる??

廃食油、廃獣脂(動物性油脂の廃棄物)、都市ごみ、廃棄物、木質、バイオマス、藻類から生成されていて主にアメリカやフィンランドで進んでいます。

 

とにかく自然なものから精製しその過程でもCO2を出さずに作り、なおかつエンジンで燃焼時にもCO2を出さない燃料である必要があります。

 

うしちゃん
よく聞くユーグレナとかもそのうちの一つかな??

 

そうミドリムシを使っている藻の一種でそこからジェット燃料を作っているよ
ひつじ

 

どれぐらいのCO2が削減できるのか?

 

現状は効率的なSAFと化石燃料を半分ずつに混ぜてのフライトで、石油由来のジェット燃料だけで飛んだときと比べて2~30%のCO2が削減できます!

 

今のところは100%SAFで飛行はできず混合でのフライトではあるものの、3割も削減できれば現状では大きな成果といえます。

 

安定供給やコストの問題がこれからの課題となるので、そこまで悲観する必要もなさそうですよ。

 

うしちゃん
いま使っているジェット燃料はどういうものかな??

現状のジェット燃料はどういったものなの??

化石燃料であるJet A1

 

ジェット燃料には大きく分けてガソリン系とケロシン系(灯油系ってこと)とあってケロシンであるJet A1という化石燃料を使用しています。

 

なので空港で展望デッキなどの外に出ると、灯油のにおいがしたりしますよ〜こちらの記事でもそんなことを紹介していますよ〜空港で感じるあのガソリンみたいなニオイは何?ジェット燃料を知っておトクに旅をしよう

 

当然この化石燃料を大量に燃やして飛行機が飛ぶということは、大量の二酸化炭素が大気中に排出されていきます。

 

うしちゃん
えーめっちゃ環境に悪いんじゃないの?

 

そうだよ、だから早急に対応しないとならない課題なんだよ
ひつじ

 

1回のフライトでどれぐらい燃料を消費するか

国際線であれば東京ーロサンゼルス線、ジェット燃料は95キロリットルでドラム缶にすると477本必要
な計算になります。(ドラム缶1本200L )

 

国内線だった場合は東京ー福岡では8キロリットル、ドラム缶にすると39本ほど必要な量なのです。

 

毎回とんでもない量を搭載してエンジンで燃やしていると考えると、ゾッとしませんか??どれほどのCO2を出しているのだろうか。。。と思います。

 

うしちゃん
コロナで地球はキレイになったって皮肉な話だね

 

世界で排出しているCO2の2%は航空産業

 

航空産業が年間に排出するCO2の量は韓国とドイツの二カ国合わせた1年間の総排出量ほどでおおよそ6.5億tほどになります。

 

世界にはあらゆる産業がある中でもトップではありませんが、相当な量を排出するわけで削減する義務はありますよね。

 

SAFが今後期待される可能性について

うしちゃん
SDGs(持続可能な開発目標)を達成するとかサスティナブル(持続可能な〜)って言っているのに...

 

コロナで分かったけど、人の流れは止められてもモノの流れは止まらないからね
ひつじ

 

すぐゼロにはならないけど現状の取り組みについて理解するのも大事だよ
ひつじ

 

現状の導入実績は??

 

まずは国内線でJALとANAが国内の定期便に藻や木くず由来の国産SAFを入れて先日飛びましたよ〜羽田から伊丹と札幌へ飛んだ模様です。

 

【Aviation Wire】JALやANA、国産SAFで初フライト成功 木くずや藻が原料

 

また国際線でもJALとANAがいずれも2、3年前にサンフランシスコ空港発の便にて海外で調達したSAFを使用して飛んでいます。

 

現状はこの2社で主に導入されてテストではなく定期便(この便限り)に実際に入れて飛ぶ段階にまではきているところです。

 

うしちゃん
削減量も少ないしなんだか進捗も遅いような気がする。。

 

代替燃料としての役割

 

現状は航空機を飛ばしつつ手っ取り早くCO2を削減しようと思うと、そもそものジェット燃料を変えるというのが一番効果的なのです。

 

水素エンジンを使用した航空機や完全電動化の航空機などの開発は進んではいるものの、実際に飛び始めるには10年単位での研究開発期間を要します。

 

それであるなら化石燃料由来であるオイルを違う原料から作って減らしたほうが早く、目の前の二酸化炭素を減らすことができるのです

 

安定供給と低コスト化が課題

 

いまのSAFの調達にはジェット燃料の2~3倍のコストがかかるとされており、定期便で毎回のフライトに導入するとなると航空券が高騰します(T-T)

 

また安定供給できるほど大量生産の技術が追いついていないので、全フライトで切り替えればいいじゃないか!というようにはいきません。

 

最近はエールフランスの貨物便などでオプションにて荷主がSAFの利用を選べるというプログラムを始めています。

 

【エールフランスKLMマーティンcargo】持続可能な航空燃料 カーゴSAFプログラム

うしちゃん
日本でもまずは任意でSAFのオプション料金を設定して認知してもらうのもありですね!

 

SAFまとめ

ひつじ
まずわたしたちは現状を知って一歩、どうあるべきか考えて行動することですね

 

環境のことを考えて乗らない!『フライトシェイム / 飛び恥』という欧州の考え方もありますが、日本は島国なので生活に欠かせないライフラインですよね。

 

限りある資源を駆逐しないように持続可能な開発目標『SDGs』について知るのもまた一つ、大切なことですね。

 

飛び恥についてのこちらも合わせてご覧くださいね〜飛び恥だ!環境問題から見る航空業を考えよう

 

一つずつ自身ができることを進めていきましょうね。

 

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