羽田空港の保税エリアで実施されるアートオークションについて調べてみた

[st-kaiwa2]なんで羽田空港でアートオークションなんかはじまったの??[/st-kaiwa2]

 

[st-kaiwa1 r]これはね〜海外でも実施されている画期的な取り組みなんだよ![/st-kaiwa1]

 

[st-kaiwa1 r] 今回はこのオークションの背景や日本の空港の取り組みを紹介![/st-kaiwa1]

 

羽田空港の保税蔵置場でアートオークション

 

先日ちょー久しぶりに一瞬だけ観たWBSで『羽田空港の保税エリアを活用したアートオークションが〜』なんていう特集をしていました。

 

空港好きのひつじとしてはちょっと興味が湧く内容だったので取り急ぎ今回は予習編として、羽田空港での保税アートオークション会場に潜入!落札できた?で現地の雰囲気をお伝えしていますよ。

 

[st-kaiwa1]とてもザックリ要約すると今回は免税エリアでオークションするよ〜ということですね[/st-kaiwa1]

 

今回は文化庁第1回 アート市場活性化WGの資料  と  河野太郎衆議院議員の『ごまめの歯ぎしり』というブログより一部情報を拝借しておりますよ。

 

そもそも保税蔵置場ってなに?

 

[st-kaiwa2]保税蔵置場ってなんだろうか?[/st-kaiwa2]

 

[st-kaiwa1 r]税関さんの出番です![/st-kaiwa1]

 

 保税蔵置場とは外国貨物を置くことができる場所として、税関長が許可した場所をいいます。
ここには、外国貨物を積卸し、又は蔵置(原則2年、延長可能)することができます。その間は関税などの税金はかかりません。保税蔵置場は、取引の円滑化と中継貿易の発展を図るために設けられたものです。税関より

 

[st-kaiwa1]つまり今回は羽田空港で中継貿易を行なってアートオークションの活性化を狙いにはじまるわけだね![/st-kaiwa1]

 

それはすごいことなの??

 

2020年の12月と21年の2月の関税法基本通達の改正で規制緩和がされたということなんですが、それまではかなり関税の規制が厳しかったとか。

 

今までは日本に持ち込むとその時点で関税が掛かってしまい、第三国に持ち出す際に還付されるにしてもかなり煩雑だと言われています。

 

今回は関税の規制緩和して保税(一時的に関税が保留される)されることをきっかけに、海外の出品者が日本でも出品しやすくなるということ。

 

今までは日本に送り込む段階で関税がかかるので出品を見合わせていた海外のセラーが、保税となることで出品しやすくなります。

 

近年アジアの物流のハブも仁川(韓国)・チャンギ(シンガポール)・香港にシェアを奪われていってるし、日本としても挽回していかないとならないね。

 

[st-kaiwa2]んーわかりやすく言うとどゆこと??[/st-kaiwa2]

 

わかりやすくいうと?

<https://www.customs.go.jp/kaisei/tsutatsu/2020tsutatsu/2020tsutatsu1003/annex2.pdf>

 

[st-kaiwa1]国際貨物の免税エリアができた、みたいな感じかな[/st-kaiwa1]

 

例えば日本から海外旅行行く時に出国審査受けた後は、ずらーって免税店が並んでいるあの感じと似たような感じですね。

 

免税エリアは税金がかからず商品が売り買いできるので、海外からは売る側も買う側も双方にとってメリットがあるのですね。

 

[st-kaiwa2]しかしなぜまた空港でオークションなんだろか?[/st-kaiwa2]

 

なぜ日本の羽田空港でオークションをするか


<https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/seisaku/18/art_wg/pdf/92838801_04.pdf>
日本のハブ空港である羽田空港は物流の要だけど、このコロナにはさすがに苦戦を強いられています。

 

またアジアもいま大きな潮流があって、これもまた見逃せませんね。

 

背景にあるのは香港のアート市場

 

まずは世界の美術品の市場規模は7兆円規模(アート全体では約20兆円らしい)、その中で日本は2580億円で全体の3.6%だけ。。。

 

[st-kaiwa2]ち、小さいね。。日本は。。[/st-kaiwa2]

 

その中アジアではズバ抜けて香港が1番で2兆円の市場規模があるとか。

 

香港は元から保税エリアの規制がゆるく活発に美術品のオークションが開催されており、世界から美術品が集まりやすいことにあるのです。

 

この香港の美術品市場に今後訪れるであろうピンチが、今回の羽田空港で行われるオークションにつながってくるようなのです。

 

[st-kaiwa2]香港のデモが関係しているのかな??[/st-kaiwa2]

 

終わりを迎えているいる一国二制度の香港

 

香港は一国二制度が徐々に終わりにむかっており、世界から集まってきた美術品も中国が次第に監視を強めることにより保税されなくなる。

 

徐々に関税が掛けられていくと香港は市場からも外れていき、次は日本の出番!ということで今回は羽田空港からスタートしたわけです。

 

[st-kaiwa1]香港のパイを日本が奪ってしまおうということですね[/st-kaiwa1]

 

どの空港でも非航空分野を育てたい

 

空港は元から保税エリアの管理を行なっておりノウハウがあることと、国際貨物が集まることから保税地域の指定を受けられ場所としては最適な場所なのです。

 

また、羽田空港は都心からも近くオークションが開催しやすい立地にあり、そして今はなんといってもコロナで落ち込んだ航空需要を埋めることに注力しています。

 

今後同様に航空需要が落ち込んだ時のためにも、非航空分野を深掘りしているのはどの航空関連の会社も同じですよね。

 

[st-kaiwa2]どんな作品が出品されているのかな??[/st-kaiwa2]

 

どんなアート作品が出品されているか?

 

今回出品されているのはコンテンポラリーアート = 俗に言う現代アートというカテゴリーのものです。

 

ではどんなアーティストの作品たちが並んでいるのか??みなさんもお馴染みの作者が数多く居たのでここでいくつかご紹介〜。

 

奈良美智

 

奈良美智 YOSHITOMO NARA SELF-SELECTED WORKS PAINTINGS ¥4,180

 

こちらを向いている女性の印象的な瞳を描く感じの絵は、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか??

 

今回は奈良美智さんの絵が数多く出品されており、海外からも保税で出品されていることから世界的に人気なのがよくわかります。

 

家に一枚欲しいなぁと思って調べてみたら、とんでもない価格でしたので上の画集を買うことにしました 笑

 

草間彌生

 

アートパネル 草間彌生 抽象 カボチャ ポスター ¥8,499

 

瀬戸内海の直島で飾られていることでも有名なカボチャがアイコンの草間彌生さんも今回のオークションでは多数出品されているようです。

 

この版画のカボチャが特に人気らしく世界に点在していることからたびたびオークションに登場するようです。

 

このカボチャに代表される抽象画は本人が普段から悩まされている、幻影や幻覚などを作品ににしたものだとか。

 

村上隆

 

村上隆 Kaikai Kiki バッジ レインボーフラワー ¥5,980

 

ポップな作風が有名な村上 隆さんの作品は、絵画というよりかは立体的なものが多いのかフィギュアのような作品がメイン。

 

実はアニメーター志望だったり、実は学生時代は日本画を志していたりと作風からはおおよそ知り得ない世界観。

 

日本におけるポップカルチャーの中心的な作品も、海外では人気で今回も多数出品されているようです。

 

というわけで、後日見に行ってきた様子は羽田空港での保税アートオークション会場に潜入!落札できた?でつづきをどうぞ٩( ‘ω’ )و

 

[st-kaiwa1]奈良美智さんの絵はかわいいよね〜1枚牧場にも欲しい[/st-kaiwa1]

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