みんな承認欲求をみたしたくてたまらないというお話

他人からどう思われているのかすごい気にしている

ひつじは近ごろ以前からやりたかった『DJ』というスキルを、習得するべくDJ教室へ通うことにしました。

先日先生のお話にとても納得感がいく話を伺えたので少し残しておこうと思います。

人って結局承認欲求のかたまりでしかない

ある授業の一コマでそれぞれの自己紹介をすることがあって、そのときのみなさんの受講動機というのがこちら。

• 趣味と呼べるものがひとつもないので
• 大なり小なりクラブなどで廻してみたい
• モテたい
• 特技として他人に披露したい

趣味って現代は本当に多様化してるけどわざわざDJというスキルを習得したいということは、個人の至福を肥やすだけじゃないんですよね。

ここには多少なりとも第三者の目というやつがあって、そこにどうにかして応えたいしよく見られたいという欲求があるわけです。

『趣味ってなんですか？』みたいなたわいもない会話だって、『いや特になにも…』というよりかは『DJすることです！』の方がカッコはつきそう。

クラブやらカフェやらでカッコよく振る舞って、みんなからスゲー！とかカッコイイー！とか言われたいしとにかく承認されたいんです。

ひつじももれなくこの動機にマッチしており他人からの目がめっちゃ気になる性分です。

ちなみにひつじは自己紹介時にカッコつけて『レコードを集めるのが趣味で..ついでに..』と言ってみたものの本当はみんなから評価されたい　笑

とにかくみんな何者かになりたいのだ

あるときDJ教室の先生にみなさんは何を求めてここへやってくるものなんですか？？と質問してみたところ。。

『そりゃスキル的なこともそうだけど、正直みんな何者かになりたいんですよ』とのこと。

『何者かになるのにDJというスキルは正直手っ取り早いんですよね、SNSで発信するにしてもとりあえず分かりやすいでしょ』とのこと。

みんなSNSで何らかのリアクションが欲しいしイイね！が欲しいものなのだ。

『SNSにこう載せたらバズりますとかやったほうが、儲かりそうなものですけどね　笑』という話でした。

ひつじもご多聞にもれずそうなったらいいなぁと思ってはいるし、一応発信はしてみてます。

しかしながら下手くそなプレイをSNSに載せても、自己満足なだけであって反応はお寒いものなんです。

そのほうがモテるかもしれないから

同期でDJ教室を受講し始めた若い男性が語っていたのが、なるほどここに辿り着いたのねという話でした。

だからぼくはDJを習いに来ているんですとのことで、めっちゃわかりやすかった。

ボクはカノジョが作りたいんです

『DTM（パソコンでの音楽制作）も習ってるしボイトレも習っています、そしてここへDJも習いに来ています』という行動力！！

聞くところ25歳まで1度も異性とのお付き合いをしたことがなかったとのことで、彼女を作りたいからマッチングアプリや街コンで出会いは探している。

その時に特技として『DJできます！』とか『カラオケうまいです！』みたいなアドバンテージがあると有利なんだとか。

ボクはこういう人です！の前にこんな感じに見られたい、DJが出来るとこんな素敵な出会いがあるみたいな欲求が先行するんだなと。

初めてお会いした時からとても好印象な青年だったので、余計なお世話だけど別にスキル詰め込まなくても機会だけ作ればいいのにとか思ってみたりもします。

趣味の話ってできないといけないものか

また別の同期生で趣味の幅を広げたいという方も話を聞いてみると結構面白かったりします。

『趣味が何もないだと話の流れ的に気まずくなるんですよ』とのことでしたが、この方キャラクターだけで十分面白かったけど。。

そんなことよりも趣味の話をした際に相手にどう思われるか、『趣味はDJすることです！』で与える印象の方が重要ということなんです。

ひつじはフツーに知り合ったとしてもある程度興味が持てる人なら、別にそれでもいいのかなと思います。

どちらかと言えば趣味で盛り上がった後にウソのようにつまらない人間性をみせつけるのも、結構キツイなぁとも思ったりします。

SNSでのリアクションをもらうことで満たされる？

そんなみなさんのためにあるのが、最強の承認欲求製造マシーンSNSです。

同期のみなさんもかなり活用しており、ひつじもそうなのですが注意が必要な気がします。

とはいえ誰も下手くそな投稿を観たくはない

SNSってそもそも発信することは大事だけど、共感や感情がシェアされたり注目を集めるものです。

発信力のある人が載せてDJやってみた！というのと、初心者が下手くそなプレイを載せるというのは別モノです。

誰も下手くそなDJプレイ観たくはないしわざわざリアクションをするほどヒマではない。

SNSで承認欲求を満たすのって実はハードルが高く、かなり工夫をした内容での発信じゃないと難しいんですよね。

備忘録としての活用程度に考えておこう

承認欲求を満たしたくて掲載するというより、備忘録としての活用の方が現実的です。

ひつじもそんなに頻繁に掲載しているわけではないけど、ただの内輪ノリ以外のリアクションはないものです　笑

あとから見返した際に下手くそだな〜程度に、そんな投稿を心がける方がよっぽど身のためです。

有益な内容であれば別ですが一般人がやってみました！みたいなの投稿しても誰も喜びませんからね。

結局みんな他人の評価からは避けられない

何だかんだひつじ自身もDJというスキルを習得して何がしてみたいか？となるとやっぱり大なり小なりクラブとかでプレイしてお客様を楽しませてみたいという欲求はあります。

つまりは他人からすごーい！とかキャーキャー言われてみたいということで、SNSでみんなからイイね！が欲しいというのと同じです。

『みんな何者かになりたい』というのはみんな同じ、私に注目して欲しいし評価してほしいということですね。

DJしてSNSにアップして世の中の人様から評価される人生って、どこかで飽きるんでしょうかね。