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HACパイロット募集の概要をチェック
HAC(北海道エアシステム)のパイロット募集の概要は以下のとおりですよ〜まずはそもそもの応募資格!
応募資格①機長:
1. 指定日に入社・訓練開始が可能であること。
2. 定期運送用操縦士技能証明を保有すること。①有効な第1種航空身体検査証明書を有すること
②原則として定期航空会社での機長としての乗務経験あり
③査察操縦士/飛行教官、路線教官/ターボプロップ機の搭乗経験あるとなお可
3. 札幌市内に居住または居住可能であること。
こちらは副機長の応募資格ですよ。
応募資格②副機長:
1. 指定日に入社・訓練開始が可能であること。
2. 以下の資格(いずれも日本のライセンス)を有すること。
①事業用操縦士(飛行機・陸上多発)以上の技能証明 ②計器飛行証明(飛行機) ③航空無線通信士 ④有効な第1種航空身体検査証明書
3. 札幌市内に居住または居住可能であること。
4. 実用英語検定2級以上、TOEIC650点以上、または同等程度の英語力を有すること。
こちらはいずれも共通事項ですね!
応募期間: 2021年8月20日(金)まで※書類必着
勤務地:丘珠空港内
雇用形態:機長 正社員または、嘱託社員
副機長 正社員
面接要項:①書類選考
②面接・筆記試験・身体検査(東京)
③操縦適正検査(鹿児島)
④役員面接(札幌)
採用人数:若干名
搭乗機種:ATR
休日数:年間115日(2022年度以降は年間120日予定)

まずはそもそもすでに機長の募集は他の会社や機関で乗務経験があり教官を務めることが可能なスキルが必要であるということ。
また副機長は航空大学や専門学校、大学の航空専門過程に通って事業用操縦士の資格を持っている人、つまりこれからの人を求めているということです。
副機長は海外で乗務経験があってコロナのタイミングで解雇になってしまった人などの、一定の受け口になりそうですね♪

パイロットは育成するのに10年はかかる上に高齢化が進んでいて、国もパイロットの定年退職をさらに伸ばすぐらいに人が逼迫しているのです。
HAC、初の68歳定年パイロット 2万時間超、13日でラストフライト https://t.co/TGbrbcuZiW #北海道エアシステム #パイロット pic.twitter.com/W4MGVjpmPH
— Aviation Wire (@Aviation_Wire) March 14, 2019
こんな感じで今は延命措置でしのいでいるけど本当に人が枯渇したら、飛行機が飛べなくなってしまうのでその間に育成をしようということです。
コロナで飛ぶ機会が無くなってしまった人を採用しにいこうという意味では、盲点かもしれませんね。




HACのパイロット募集の概要



それ以外にもちょっと気になった点はこちらです。
②機長は契約社員 その後機長任用後正社員または嘱託契約社員
③ATRのパイロットになることが確定
④副機長志望者には作文が!
まずは①を数字だけで見ると国内のしかも道内での移動がメインの航空会社でとなると、そんなに非番や待機とか少なそうなのに年間の休日日数が115日ってかなり人員がひっ迫しているのかなと。。。
でも2022年度以降は年間120日予定というのは、おそらく採用されたパイロットたちがしっかりと運航しはじめたらということなのでしょう〜予定ですからね
②の嘱託社員での契約がありということは、ある程度の年齢であっても雇う意思があるということですよね〜それぐらい台所事情が厳しいということなのだと思います。
とはいえ還暦過ぎて年金をもらうまでにはまだしばし、年数のあるパイロットにはうれしいことだと思います!
③のATRにもう確定しているというのはパイロットによっては、過去乗務していた人であれば採用はされやすいのでは??と思います。
パイロットのライセンスはその航空機の機種ごとに取り直しなので、人員のひっ迫している状況であればもう即採用の可能性です。
最後に④の副機長志望の方はまさかの作文の提出があります!800字以内ということでテーマは「あなたにとってのエアラインパイロットとは」です。

HACの機材はなにがあるの??


ATRとはAvions De Transport Regional G.I.Eというフランスのエアバス社とイタリアのレオナルド社の共同事業です。
HACは元々ATRとSAABの航空機を保有していたのだけどこの度SAABを退役させてATR42-600のみで運用していくことが決まっているよ。
退役してATRのパイロットも一新することにしたのか、そもそも人員不足なのかは不明だけど全機種ATRだとなにかと整備や訓練はしやすいですね。
合計でも4機でまわすことになって今発注済みのATR機がすべて飛び始めると確かにパイロットは不足していきますね。

現状においてもどちらかと言えばJAL系の会社の方が比較的パイロットの採用を行なっているので、目を光らせておくと優位かもしれませんね。
このブログでもパイロットの採用情報は引き続き取り上げていきますよ〜!
さいごに
コロナを経てパイロットって仕事自体が無くなるのでは??なんて見方をされていた時期もありました。
とはいえ今回オリンピックが始まってみると海外の選手は、みな飛行機で入国をしてきていますよね。
日本が島国である以上は入国するのも出国するのも基本的には飛行機となり、少なくとも日本には必要不可欠なインフラであることには間違いありません。

パイロット不足がまた露呈する世の中になる日もそう遠くはないと思います。
このブログではパイロットの採用情報などもあり次第随時更新していっているので、たまにのぞいてみてくださいね~こちらの記事もどうぜ〜自社養成パイロットになるために心得ておくべきこと