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就職人気ランキングから見える世相
<https://job.mynavi.jp/conts/2022/tok/nikkei/ranking22/rank_bun_men.html>
先日は就活生の就職先人気ランキングを見ていると世相が反映されるんだなぁと実感。。とはいえそろそろこのコロナも終わりが徐々に見えてきて人の移動が徐々に再開する国も出てきたところです。
旅行やレジャー、公共交通機関関連の企業が軒並み下位にランクインしていて寂しいなと思うかたわら、それは未来永劫続くのかな?と思うと少々疑問が残ります。
またよく公共交通機関のビジネス需要は消えてしまったと言われているが本当にそうなのか?

在宅時の生活に密着した業界に集中
元々から生活に密着しており人気ではあるのですが今回は余計にその側面が出てきた部分が多いのが食品や家具などメーカーだったりしますよね〜。

そして保険業界は普段から人気ですが不安が高まるとどうしてもみんな入りたくなる傾向にあるのが世の常、何か天災や世の中が動くとなんでもすぐに保険商品にして売り出されるから強いですよね 笑
航空業界 我慢の峠は越えた
よく言われているのはビジネス路線の需要が吹き飛んで今後は下火だということでしょうか、、Zoomをはじめとするweb会議アプリが浸透してわざわざ会って話さなくても会議ができるようになりました。
またテレワークも案外みんな可能だったから別に移動しなくてもいいのではということでこうなるともはや移動はしなくてもいいのか??ということになってくるのですが本当にそうでしょうか??
コロナを機に新たな産業が出てきているのも確かなことが一つと、そもそも人の流れは止められたとしてもモノの動きは止めることができないというもの。
フードデリバリーがあちらこちらで新しく立ち上がったり旅客用のタクシーや電車が物資を運んだりとしているのも新しい動きですよね。


目の前のことに一喜一憂しない方がいい
もうこれだけ世界で人の流れが同時に止まって1年半ほど経過してようやく出口が見えてきたのでここからは元の世界に戻っていくでしょう。。。さすがにね。
これからの就活生はいま目の前で起こっていることがすべてか?よ〜く考えて就活にはのぞみましょうね。
世界はお金が余っているよ
航空会社って現状は稼ぎ頭の国際線がほとんど空席のまま飛び続けていて毎月多額の赤字で資金が流出していってますが、不思議なことにお金はあるところにはあるんですよね。

日本はもとよりアメリカは顕著ですよね~ダウ平均もS&P500も最高値を更新し続けているわけで現状は投ずる先がないお金が金融市場へどんどんと流れ込んでこの流れは続きそうです。
観光に関しては行き先がなくなった海外旅行希望の旅行客が沖縄に大挙してしまいましたね、、みんな行きたいんですよね旅行に。

国内の航空会社はほとんどリストラを実施していない
そんな旅行需要が爆発的に回復する局面はいつか??ワクチンが行き渡って海外旅行も再開するタイミングがいつ来るわけで、そのときを虎視淡々と待っているのが国内の航空会社たち。
実はまったくリストラはせず雇用は維持し続けているんですよね、反転攻勢に出るタイミングのために一時帰休や賃金の一律カットなどはあったものの痛み分けしつつ。
海外のエアラインはその辺りシビアで会社の状況が厳しくなるとリストラクチャリングというのは当然のように行われていきます。
状況が改善したらリストラされた順番に再度雇用していくのが海外の一般的な雇用スタイルだったり。


需要は回復局面を迎えているよ
これもまずはワクチン接種が進んでいるアメリカの状況から徐々に日本の動きも活発になってくるだろうという見方ができます。
既に半数近くの国民が終えているアメリカは旅行も移動も徐々に人が戻りつつあります。
しかもニューヨークはワクチン接種を観光客へ無料提供して人を呼び込むという作戦を展開しています 笑
こちらでもその様子を記事にしていますよ〜【海外旅行が再開!!】いまの航空需要はどのぐらい??
ここでは現状でのアメリカやEU諸国での動きについて今後の日本ではどう動くべきなのか??ということについて考えていきたいと思います!
アメリカの空港には人が戻ってきた
米国運輸保安局(TSA)が空港の保安検査場を通過した人数をカウントして日々掲載しているのですがこの記事を書いている日6/12時点で直近1週間を2019年と比較すると70%まで利用者数が回復しています。
アメリカのワクチン接種率は現状おおよそ国民の50%程度が接種済みとなっている中でも空港の利用者数がこの回復具合とあれば通常の状態に戻るのも時間の問題と言えそうですよね!
まだ半数程度の人しか接種していないわりに戻りは堅調なのです。

EUは少しずつ観光を受け入れ始めている
またIATA(国際航空運送協会)の記事によるとスペインやフランスはワクチン接種済みの人は隔離なしで入国を許可していて観光での入国を再開させていっているようですね!
EUの中では結構自由に動き回れるようになってきているのでちょっと羨ましい。。
【IATA】Hopes Rise for Vaccinated Travelers in Europe, but Global Restart Still Stalled
ただヨーロッパの多くの国もまだ観光を推奨できる状態にはなく時間がかかるとされていて本当に一部の国が動き出しているのだということがわかります。
スペインやフランスもおそらく日本からも行けるのですが残念ながらまだ帰国時には国内で14日間の隔離が必要なことでしょう(T_T)

観光需要も戻りつつある
エアビーアンドビー(Airbnb)が2021年1~3月期決算、売上高が前年同期比5%増というなかなか悪くはなさそうな感じで戻りつつあるというところです!
去年のアメリカの1~3月はまだそこまで人の動きが停止しておらず徐々に減っていっていたというところで、そこから比較して増収ってことはある程度人の動きが戻ってるということですね。
【日本経済新聞】Airbnbの1~3月、4四半期ぶり増収 旅行需要が回復
この記事のおもしろいところは利用の多くが欧米の高齢者が牽引しているというところですよね。
どの国も高齢者からワクチン接種の対象にしているので当然なのですが日本だと民泊?エアビーってなに?となりそうなところですがしっかりと浸透しておりお金も持っていますからね。

まとめ
テレワークは働き方の選択肢
企業活動も再開してきて徐々にオフィスの稼働も戻してきたということですが懸念されていたオフィス不要論や出張不要論というのは杞憂に終わりそうな感じがしますね。
例えばシリコンバレーの企業も出勤日数の20%程度がテレワークに移行して継続して残りは出勤する形になっていきそうということで、開発の打合会など対面でないと温度感などは共有できないということです。
【日本経済新聞】オフィス再開、だけど僕らは旅に出る 米国変わる働き方
1人でもくもくと行う作業的なものはテレワークで、数人で顔を合わせて意見を出し合いながらアイディアを固めていくような打ち合わせなどはオフィスで行うといった棲み分けが進んでいきそうです。
そういった意味では本当に必要なビジネス渡航と不要な渡航というのはしっかり線引きがされそうですよね!それはweb会議でよくない??というシチュエーションは確実にありえます。
無駄を省くや業務の棲み分けがしやくすくなったのはコロナの功罪とも言うべきポイントで、そういう意味では多少影響を受けるのは間違いないと言えます。
先日国内のデザイナーさんが日本から完全にリモートでタイのバンコクのレストランの内装をiPhoneのFaceTimeでやりとりして進捗状況を映しながら完成させてしまったということでした。。

ビジネス渡航不要論を疑え
さてコロナ初期によく言われていた航空機のビジネス需要が枯渇してもう観光にしか活路を見出すことができないという話、本当にそうでしょうか??

しかし現場レベルでしか確認ができないことや結局は現地に行ってからでしか分からない情報というのは多くそう簡単にビジネス渡航が消滅するというのは考えにくいものです。
IT業界も1周回ってテレワークを減らしてきているということで、上述のとおり会って話すとすぐ解決するから結局はオフィスで話し合った方がいいということ。
実はコロナ前からITエンジニアの方々はすでに現場で話しながら作業した方が早いということでした。

IT業界においても大事にされている現場感覚はどの業界でも共通事項で、大事にするべきところですよね。